社会福祉法人悠々会

サービスの特徴

特別養護老人ホーム悠々園のサービスの特徴をご紹介いたします。

私たちが大切にしている考え方のひとつに、『できる限りオムツに依存しない生活』というものがあります。本来、人は誰しも他人に下のお世話をされたいとは思わないのではないでしょうか。
人間としての尊厳と、その方の気持ちを第一に考え、お一人おひとりに適した排泄方法や排泄時間に目を向け、職員がお手伝いしながら可能なかぎりベッド上ではなくトイレにて排泄できるような支援に取り組んでいます。

週2回の入浴は、ご利用者様にとって心身ともに癒されるくつろぎの時間です。
介護職員がマンツーマンで入浴介助にあたることで、ゆったり安心して湯浴みを楽しんで頂けるよう心掛けています。また、通常の浴槽のほかに機械浴槽、最新のリフト浴機器などもご用意し、ご利用者様の状態にあわせた入浴が可能となっております。

毎日の食事は、ご利用者様の健康を維持するだけでなく、笑顔を引き出すもっとも重要なポイントだと考えています。日々の食事に気を遣いながらも、趣向を凝らした郷土料理を提供するほか、ときにはマグロの解体ショーなど目で見て楽しめるイベントも食事の一環として年中行事に盛り込みます。
日々のお食事をいつまでも美味しく召し上がって頂くために、訪問歯科と提携し歯科衛生士による週二回の口腔ケアを通して誤嚥性肺炎の予防に努めています。
それでも、徐々に咀嚼・嚥下能力は低下していくため、ときに食事形態の変更を余儀なくされます。その方の状態に応じて、できるだけ最後まで口から美味しく召し上がって頂けるよう、昼夕の食事提供では刻み食やミキサー食に加え、ソフト食の提供も導入しています。  
そのほか、病院受診やご家族との外出でやむを得ず食事時間をずらさなければならない時にも柔軟に対応し、お食事を提供しています。

私たちが考える機能訓練のモットーは、「楽しみを感じて頂きながら行う」ということにあります。機能訓練指導員が苦しく辛い作業を強いるのではなく、自発的に取り組んでいただける訓練内容を設定し、明るく前向きなお声かけに努めています。
また、訓練にあたっては、最新のトレーニング機器『キネシス』を導入し、例えば車椅子の操作に必要な限定的な部位の筋力を効果的に鍛えるなど、ご利用者様の体力的な負担軽減も考慮しながら取り組んでいます。

私たちは、人生の最後の瞬間までここで生活して良かったと思って頂けるように、最後まで寄り添う介護を目指しています。 看取り介護中は、介護、看護、相談員など様々な職種が手を携え、提携医療機関やご利用者様の主治医とも密に連携をとります。また、ご家族様が宿泊できる簡易ベッドなども備えて共に見守ります。
また、ご家族や周囲の方々が心穏やかに最期まで寄り添えるよう、死生観やターミナルケアに関する勉強会を開き、看取る側の心のケアに努めています。
その他の取り組みとして、施設内に設置されたメモリアルルームは、看取った方々のお名前を刻み、職員や親交のあった他のご利用者様が手を合わせに訪れます。
さらに、ターミナルケアに関わったご家族からご意見を聞く機会なども設けて、お互いに看取りの時間を振り返ります。これを繰り返していくことで、次回に経験が生かされています。

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